さて、2日目です。
今日は昨日ゲットした新情報をさらに突き詰めていく作業(Day-1に加筆しました。)をするとともに、自転車がどの方向に向かおうとしているのか、をリサーチしました。
ChriskingのNew modelがBase Roadというグラベルバイクである、という事実を大きな出発点として、会場中のバイクをすべて数え、バイクの比率を比べてみました。
会場の全バイク数は557台。そのうちロードバイクは105台、MTBは96台(ファットバイク含む)でした。
すでにロードバイクとMTBの比率が近い、という事実だけでも日本の市場との解離を感じます。
MTBのうち、ファットバイクは24台。
逆に27.5プラス(3.0インチ)は従来のMTBとの区別をつけにくいほどに数が多く、今回もMTBにくくりました。
市場の流れとしてはファットバイクは終息し、より実用的に乗りやすいプラスへの流れになりそうです。
同じ視点で700Cを見てみます。
ロードではない、32C以上のものに注目してみました。
全数は83台。
CXレーサーと呼べそうなものは36台。
モンスタークロス4台を含めてグラベルバイクは47台でした。
ここでもレースに特化しない傾向がみられます。
例えば、このMatter Cyclesに話を聞いてみたのですが、彼のラインナップにはCXレーサーが無く、彼曰く、自転車は遊び、楽しむためのものであって、CXレーサーを作るつもりはないと言い切っていました。
もちろんこのバイクでCXレースに出れるが、とも言っていましたが。
ENVEのNewリリースがグラベルフォークであったり、Sramがフロントシングルモデルの廉価版(リアは11-42!)をリリースするのも流れを証明しているでしょう。
この結果から今後の流れをまとめると、自転車はロードやMTBを問わず、レースなどの使用用途に特化したものから、「遊び」を基本コンセプトとした流れになりそうです。
ちなみに撮影などで数台の誤差があるかもしれません。
数字の出ない台数にはトラック、タンデム、小径車、リカンベントをまとめています。