NAHBS 2016 Day3

NAHBS 2016 Day3

昨日紹介したグラベルバイクへの流れですが、ただシクロクロス車のタイヤクリアランスを広くしたり、フェンダーやキャリアのアイレットを装備しているだけではありません。

 

まず特徴的なのはテーパードのヘッドチューブ。
上が1-1/8、下側が1-1/4(1.25)です。

Chriskingにこのヘッドセットの組み合わせは?と尋ねましたが、まだ名前が無いそうです。
(Inset-9でいいじゃないか、、と思うのですが、よく考えたらインセットじゃないのですよね。)

各ビルダーに「なぜテーパードなのか?」という質問をしてみました。
答えは一様に「44mmヘッドチューブはToo stiffである」と返ってきました。

44mmヘッドチューブはハンドル周りのしなりが少なく、オフロードを走るうえでテーパードのほうがバイクコントロールがしやすいそうです。

もちろんシェイプの美しさもあるとは言っていましたが、見た目だけではなく、ちゃんと考えられているのです。

加えて、前後ハブの規格について。

グラベルバイクのほとんど(ほぼ全て、と言い替えられるほどに)が、フロント100x12mmのスルー、リア142x12mmのスルーアクスルでした。

これはもう流れとは言えなく、スタンダードといえるでしょう。

今後ビスポーク、フルカスタムオーダーフレームを検討されている方は、この組み合わせが間違いないかもしれません。

最後に。この2台は700x35cと650X45Bのコンパチ、と記載がありました。
DISCグラベルバイクであればこのように650B とのコンパチも可能になるかもしれません。

全てのグラベルバイクがコンパチ可能ではないと思いますが、これからの自転車に求められているのはこのようなユーティリティなのだと思います。

ひとまずNAHBSのレポートはこれまで。また帰国後に情報をお伝えしたいと思います。