さて、本編です。
Grinduroの朝は早いです。
朝5時半から朝食です。
皆の服装どうり、寒いです。
お行儀よく並んでビュッフェスタイル。
いつも思うのですが、アメリカ人はホントお行儀よく並びます。
ビュッフェなので当然好き好きに取るわけですが、欲望のままに。
同行者にも指摘されましたが、ベーコン多すぎました。
みんな(アメリカ人)これくらい取ってるけどなぁ
胃袋には収めました。
こんな感じでスタートに並んでます。
ゆるいゆるい。スカスカです。
先頭の一部以外は楽しむのみ、という感じでしょうか。
厳かにNatinal Anthem(有名な、オーセィキャンユーシ~ってやつです)が流れまして、
”グラインデューロ~~~!!”
のアナウンスと共にのどかに出発。
誰も我先に、とは行きません。
ほんと行儀いい。
いきなり前言撤回。
大通りに出るとまあまあな速度(多分35km/hくらい)でぶっ飛ばし始め、車線もお構いなしでした。
そして坂。
これ、一個目のセグメント(タイム計測区間)なんですが、
朝のベーコンを激しく後悔。きっついです。
そして既に心配。なにしろあと80km以上ありますんで。
後先でしたが、今回のコースは山火事による変更があり、95km、2600mアップ(未舗装路89%)です。
セグメントゴール直後のエイドステーション。
相変わらず充実しております。
今後参加される方へのアドバイスとしては、ここでのんびりしてはいけません。
先は長い。
しばらく走って2個目のエイド。
PAULのクルーはベーコン焼いてました。
しかも売れ売れ。
どんだけベーコン好きやねん。
アメリカ人、胃が強いのか?
もう少し(でもない)上って下りセグメントに入ります。
こんな調子で10kmほど下ります。
スピード上がり過ぎてちょっと怖い。
基本楽しいんですが、とにかく寒かった。
そして手が痛い。
どうにかこうにかセグメントクリア。
凍えてます。
まだ走ります。
昼ごはんはまだです。
景色は最高で楽しいんですが、そろそろしんどいです。
ちょっとだけ。
このあたりで現地ライダーから
”お前、荷物積んで走ってたよなー! 俺、昨日車で抜いたわ~”
”どっからきたん?”
などと話しかけられ
”サクラメントからや~”
などと考えなしに答えてしまい
”マジで!? お前、めっちゃ走るやんけ~(意訳)”
と感心されてしまいましたが、ウソです。
途中から車でした。
ごめんなさい。
まぁ、何か特徴あったり面白いことしてたら交流が生まれる、という事で。
念願のランチ。
みんなだいぶ疲れてます。
今回はコース変更もあってかランチはブリトーのみ。
前回は豪華なお弁当でした。
いつもは舗装路区間の途中、平地部分の公園でランチでしたが今回は山の中腹でしたのでピックアップできなかったかな?
ゆっくりしてると”あと10分で閉鎖~”とアナウンス。
急ぎます。
が、まだ半分です。
Death Climbが待ってます。
ここからひたすら上りました。
20km弱くらい。
このあと前を走る友人に置いて行かれ、
いや僕が遅れてしまい、一人旅。
途中、アラレに降られたりして過酷。
もはや瞑想状態。
そして一番心折れたのがこれ。
”もうすぐ頂上やで!(がんばれ)”
って書いてあるんですが、このあと3倍くらい上ります。
ちょっと上ったら”ウソやで、ごめんな!”
って札があったんですが、純真な心をもてあそぶことにムカついて撮りませんでした。
今思えば、ナイスアメリカンジョーク。
笑うとこやでここ。
心の修行が必要です。
ホンマに。
ここはほぼみんな押してました。
多分、普段は下りトレイル。
そして念願の最後の下り。
下りセクションのタイムアウト後でしたが、スタートでゼッケン読んでくれて無線で何やら伝えてくれてます。
まずは6kmほどのタイムセクション。
がんばって集中して下りますが、ゴール部分に着いたら撤収作業中。
無線の意味は、、
アメリカ人らしい。
結局15kmほど下るわけですが、時間がヤバかったのと、前回同様コースも厳しく夢中で下りすぎて画像なし!
かの有名な最後の線路またぎだけお届けしておきます。
ゴールしたあと急いでフォトブースに行って取ってもらいました。
我ながらいい笑顔です。
さて、自転車についてです。
今回僕は700cのグラベルバイクに650B(27.5)という組み合わせで参加しました。
本来であれば前回の経験を踏まえてMTBで行きたかったのですが、自走、という選択をしたため、200kmオーバーを走破できること、キャリア類が装着できる必要があったからです。
(走破してませんが)
最後の下り、また同行者のリザルトを見ても、やはりMTBが正解に近いと思います。仲間うちではMTB組のほうが完走率高し。
全体での比率はMTBが半分。
前回は1/3くらいだったと思うので、増えてます。
さらに、某KCさんの認識とは違って、フルサスが増えてたように思いました。
あと、いわゆるグラベルバイクが目立ちました。
ただ、ほぼ全てが700x50Cくらい装着したドロップのバイクです。
上りはMTBよりは有利なので、下りのスキルがあればこの選択肢かな。
僕のようなグラベル系650bは少数派。
小柄な人が主に採用してたと思います。
まぁ、Grinduroは距離が長く様々なシチュエーションがあります。
下りメインで楽しむのか、上りを有利にするのか。
何を選択するかは、またどう楽しむのかは自分次第なのですが、
次回参加するなら僕は間違いなくMTBを選びますね。
次回はどこかなー。