Grinduro CA 2019(ツーリング編)

Grinduro CA 2019(ツーリング編)

ずいぶん遅くなってしまいましたが、先月に長いお休みをいただいた理由、
3年ぶりのGrinduro Californiaについて記しておきます。

Grinduroとは何ぞや? という方は前回参加のレポートを参照してください。

個人経営の一自転車屋がなぜわざわざ長い休みを取ってまでCAまで行くのか?
今年は日本でも開催されるのに。

いくつか理由はあるわけですが、最大の理由は ”今の自転車の主流を見る” 事なのです。
もちろん、オフロードレースなのでごく限られたジャンルではありますが。
3回ほどNAHBS(North America Hand made Bike Show)へも行ったわけですが、あくまで売り手側の提案が多くの割合締めていると感じていました。

3年ぶりに行く本場(だと思う)のユーザー自身はどのような選択をしているのか。
これを生で見て、日本のユーザーに言葉で伝えるのはとても大事な事だと思うのです。

前置きが長くなりましたが、本編です。

まずはツーリング編から。

実は今回はGrinduroが開催されるQuincyという町まで最寄りの空港がある都市、Sacramentoから自走して参加する、という計画を立てていました。
大きな理由は特になく、ただ楽しいかな、と。

いうわけで普段は段ボール空輸ですが、オーストリッチのOS-500にて。
のちほど画像が出ますがギリギリ車載可能です。

早速ですが、1日目。
関空発、シアトルを経由してサクラメントです。
サクラメントはCAの州都であり、何度かNAHBSが開催されていますが、
いつも車で入るので空港は初めて(多分)。
州都なのに意外にこじんまりした空港でした。

baggage claimを出てすぐ、自転車の組立にかかりました。

この形態まで30分くらいでしょうか。

リアラックの左右にパニアバッグ。
それぞれキャンプ道具類とウェアなどが入っています。
フロントハンドル周りにはマットとテント。
PDWのバンドルロールを使用しています。
これは荷物をホールドしてもバタバタせず、かなり調子がいいのでお勧めです。

で、問題の輪行バッグはフロントラックの右側に。
やや無理やりですが、ここまで小さくはなります。
が、どこかに預けられるなら預けましょう。
アメリカには基本、複数日預けられるコインロッカーはありませんが。

市内まで自走して、ガスなどをREIで買い物し、
この日は安モーテルへ宿泊。

”キャンプせんのかい!”
というツッコミがあるのは当然でしょうが、
どうもいざ現地へ行くと危険を感じまして、現地Quincyのみでテントを張ることに。
シャワーも浴びたいですしね。

まぁ、このモーテル周辺も大概な感じでしたが。

さて、Quincyまでのルートはこんな感じです。
一気に行けば136マイル(220km)くらい。
”所要1日”ってなってますが、そんなアホな。
レース前に死んでしまいますので、2日に分けました。

2日目。
Orovilleという街まで120kmほど。

ちょっと寄り道したい店があったので市内まで。

ここは2013にNAHBSに初めて参加した時に寄った店で、
どうしても再訪したく。

でしたが、どうもオーナーが代替わりしたようで、雰囲気、料理共にずいぶん変わっていました。
諸行無常であります。

気を取り直して走り出します。
市内から15kmほどはありがたいことにサイクリングロードがのびています。
ただ、15kmの間にサイクリストに一人も会いませんでした。
これはこの旅においても、です。
みんな、どこ走ってるのでしょうね、、?

サイクリングロードが終わるとこんな感じ。
路肩が狭く、踏み外すと砂利、いや、かっこよくグラベル。
堂々と車道にはみ出せない人はちょっとスキルいるかもですー。

この日も太陽ギラギラで、かっこつけてる場合でも無く首にタオル巻いてます。
CAの日差しは痛い!
死にそうな顔してます。

Orovilleにつく頃にはホントにフラフラで、
モーテルのおばちゃんにも”もっと大きな声でしゃべれ!”と怒られたくらいです。

泥のように眠って翌朝。

今日はいよいよQuincyに向けて。

120kmで9時間!?

斜度が気になります。
地図見てもヤバそうですがね。

昨日までとは違って涼しいです。
景色を楽しみながら。

有名なTable Top Mountainです。

この橋、自転車降りないといけないんですが歩道が狭すぎて恐怖でした。
アメリカ人、車トバしすぎ問題。

なんでこんなにこのダム湖の画像が多いかと言いますと、
じつはここで自走を断念しました。

脚が動ない、攣ったりはしないのですが動ない。

荷物が多すぎたのか、時差ボケなのか、前日の120km、はたまた熱中症?
ただ単に普段乗ってなさ過ぎ、というのが正解かもしれません。

 

とにかく、明日のレースを考慮し”大人の判断”です。

 

道端でこうやって寝転んだりしていると、何台か停まってくれてしまって、

”お前、困ってるんか?” とか
”お前、Grinduroに行くんとちゃうんか? 乗ってくか?”

とか。
アメリカ人優しいです。

およそ片手時間ほど待って、後続の車組に拾ってもらいました。

ありがたやー。
お二方、ホンマありがとう。

1時間ほどでQuincyの会場に着きました。

すげー。車って便利。

テントも張って、明日の準備は万端。

Grinduro本番はまた改めて。