さてようやくのNAHBS 2日目のリポートです。
ホテルを出てびっくり仰天。大雪です。
前回のBOLGでも触れましたが、今回の主目的はSignal Cyclesとのミーティング。
とはいえ目の前に自転車のトレンドを左右するフレームビルダーたちの作品があるのですから、おのずと足は速まります。
今回は視点を絞ってみました。
MTBにおいて29erや650Bという新しい規格が出てきています。
僕もすでにSignalに650Bフレームを製作してもらっています。→こちら参照。
この流れはすでにご存知の方も多いかと思いますが、果たして本流なのか?
今回、僕の目から見ても明らかでしたがTKCさんがいち早くリポートされましたので、そちらを参照してください。
的確です。→Inside TKC Productions
次に、ヘッドチューブ・ヘッドパーツの規格。
従来のO/S(オーバーサイズ)に替わるInsetという規格の中でも、さらに新たなヘッドチューブ規格が様々出てきています。
これだけラインナップするChrisKingはさすがです。
この中で何が主流となり得るのか。
前年では44mmヘッドチューブにChrisKingのInset-7、フォークが1-1/8・1-1/2のテーパード、という組み合わせが確かにちらほら、でしたが、(こちらの画像などを参照してください。)
今回はほとんどがChrisKingのInset-7を使用していましたね。
通常のO/Sはもはやオーバーサイズでは無く、スタンダードと呼ばれるオールド規格になることでしょう。
そしてもうひとつ。
今回はコンポーネントにも注目してみました。特にMTB。
SRAMのXX1、通称1×11が積極的に使用されていましたね!
2日目の画像を参照してください。
自分で山に行っても思うのですが、通常のMTBのギア比、フロントが44-32-22T、リアが11-32Tだとして、アウターはまず使用しません。
リアが10-42TのXX1であればフロントが28Tだとして、ほぼまかなえます。
フロントシフター、フロントディレイラー、フロントのギア2枚が軽量できるという大きなメリット。
Signal 650Bの方向性が見えましたね!
さらにもう一つ。今回、BEST of MTBを受賞したのはこちら。
Retrotecのなんと29er plus。
26はもちろん、29erでもなく29er plus!
SURLYクルーの先見の明には驚きました。(SURLYの29er plus、KLUMPUSについてはこちらを参照。)
NAHBSにおける僕なりのトレンド検索は以上です。
次回はNAHBS番外編の予定です。