BOMBTRACK ボムトラック HOOK or AUDAX

BOMBTRACK ボムトラック HOOK or AUDAX

ARISEと並んでBOMBTRACK ボムトラック のアイコン的なモデルがHookシリーズです。

ブランドの創設時にはTrackバイクが中心でしたが、
このHookが登場したことでグラベル、アドベンチャーバイクブランドへの道が始まりました。

ブランドが育ちだすと様々なニーズに応えるべく、ラインナップが増えていくわけですが、
BOMBTRACK ボムトラック の場合、正直、似たモデルが多くて判りにくいですよね?
(私だけでしょうか?)

今回は展示会で担当者に聞いた、
【HookとHook EXT、AUDAXの違い】について、です。

どちらもダウンチューブが42.3mmあり、剛性は抜群。
未舗装路の走行にもしっかり対応しています。

違いは大きくは2つ。
●タイヤクリアランス
●ハンドリング

Hook EXTは27.5x2.0のタイヤを標準装備。
右チェーンスティのBB側にプレートを採用し、クリアランスを確保しています。
担当者によれば、これによりわずかながら剛性にも差があり、
BOMBTRACKのラインナップ上、最高剛性。
ですが主目的はタイヤクリアランス、です。

 

次にハンドリング、です。

Hook EXTの方がヘッド角が立ち、フォークオフセット多め。
ホイールベース、BB低め(わずかに)。

Hook EXTはトレイルでの安定性と旋回性を考慮している感じでしょうか。

一つポイントとすれば、
Hook EXTは27.5x2.0タイヤ標準装備は前述のとおりなのですが、
全てのサイズが700c互換なので、
XS-Sサイズになりそうな身長170cmくらいから、それ以下の方で
どうしてもタイヤ、ホイールの選択肢が多い700cにこだわりたい方はHook EXTを。

BOMBTRACKの考える、サイズによる適正なジオメトリを実現するホイールサイズを
採用したサイズ展開の恩恵を享受したい方はHook、の選択。

でしょうか。

 

最後はオールロードの位置づけ、AUDAX/オーダックス(¥396,000)です。

完成車では650x47Bのタイヤを装備。
舗装路から未舗装路へのアプローチを考慮し、
リアスリック、フロントはセンタースリックサイドノブを採用するこだわりよう。
700Cでは38-40cのタイヤクリアランス、だそう。

 

Hook EXTと同じく右チェーンステーにはプレート形状を採用。

Hookシリーズとは違い、ダウンチューブを標準化しているので、
比べて乗り味はマイルド。
長距離を乗り心地よく、Hookに似たジオメトリなのでキビキビ上る(担当者談)

展示はクロモリフレームモデルのみでしたが、
舗装路を中心に走りたい方はアルミフレームのAUDAX ALを。
パーツスペックダウンしますが¥275,000となり、
比べてリーズナブルです。
ALには700cモデルもあるので最近流行りのエンデュランスロードとしての役割です。

クロモリ、アルミモデル共に舗装路を中心に未舗装路も少々、という方はAUDAX。
重量剛性または耐久性でクロモリかアルミの選択肢で。

未舗装路がメインで、ダブルトラック(一般的にイメージするグラベル)ならHook、
狭いシングルトラックで旋回性も重視するならHook EXTでどうぞ。